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ミニバラ専門店 セントラルローズ

9月~11月秋のミニバラの管理方法。ミニバラにとってどんな季節?

ミニバラにとってどんな季節?

ミニバラにとって、ずばり一年で最も良い季節です。
気温が23℃~25℃とミニバラの適温で日差しもちょうど良く光合成が活発に行われます。
花持ち良し、花色良し、育てやすい、秋は最高の季節です。

春も良いですが、春と秋で違う所は春は夏に向けてだんだん気温が上がっていくのに比べ、秋は冬に向けてだんだんと気温が下がっていくことです。

気温が低くなることで良いことは、
一つ目に色素が多く作られ色が鮮やかになること。
二つ目に害虫の活動量が少なくなり害虫による被害が少なくなることです。

初心者の方がミニバラを始めるにも最適な季節と言えます。

秋の管理方法

水やり

乾いたらたっぷりと、と言いますが表面だけではなくポットの中全体が乾いたらということが大切です。
表面だけを見ているとポットより2cm下はまだ全然乾いていないなんてことも。

見えない部分なのでなかなか難しいですが、重さで見るのが一番分かりやすいです。
持ってみて軽くなったのが分かるくらいまで待ってからあげましょう。

地域にもよりますが、10月だと4~5日に1回11月だと1~2週間に1回くらいが目安です。

どの季節でも共通して言える水やりのポイントは、「乾く」「たっぷり」「乾く」「たっぷり」を繰り返すことです。
乾いている時に土の中に空気が通り酸素を取り入れることが出来るので、その両方の土の環境が繰り返されることで、元気な根の成長に繋がります。

 

剪定

花を楽しんで自分がもういいかな、満足だなと思うタイミングで剪定しましょう。
花が咲き終わったらと言いますが楽しみ方はそれぞれですので、咲きかけた頃に切って切り花で楽しんでも、完全に咲き終わるまで鉢で楽しんでからでもOK。
花が茶色く変色してくる前に剪定ができればどのタイミングでも大丈夫です。

剪定は5枚葉の上でカットすると元気な新芽が出やすいのですが、鉢上より半分~3分の2くらいの位置でカットすれば自然と5枚葉の上でカットする事ができるのでだいたいの位置で思い切って剪定しましょう。

 

肥料

緩効性肥料をベースとし、液肥は補助的な役割で与えます。
肥料は色々な種類がありますが、余程成分が偏った肥料でなければどんなものを使ってもそんなに変わりはないです。

迷ったときは(窒素10、リン酸10、カリ10)といったような3つの栄養素が同じくらいで入っている肥料を選びましょう。

肥料を与えるタイミングは、緩効性肥料は花を剪定した後には与えると決めてやると分かりやすいです。
液肥はこの時期は例えば10月の水やりの目安(4~5日に1回)で考えたとき、水やり4回の内1回を液肥にし、月1回くらい与えるペースが良いです。

この時期に気をつけること

気温が下がることでハダニやアブラムシなどの害虫の活動は落ち着いてきますが、うどん粉病がとても出やすくなる時期です。

うどん粉病は、昼と夜の気温の差、湿度の差が大きくなる時に発生しやすい代表的なミニバラの病気です。

菌が入り込んだ時点ではまだ症状は出ず、気温の差(暑い、涼しい、暑い)湿度の差(乾く、湿る、乾く)により菌が繁殖し、出てきた胞子が白い粉として現れます。

予防方法としては、薬剤散布しかありません。
気温の変化はどうしようも出来ないので、ミニバラのうどん粉病に効果のある予防剤を散布し予防します。

注意したいのは、うどん粉病はミニバラ以外の植物にも発生するのでうどん粉病に対してたくさんの薬剤が販売されている事です。
うどん粉病には何千と種類があり、それぞれに効く成分となっているので「ミニバラのうどん粉病」に対して効果のある薬剤を選びましょう。

商品の裏面に、効果のある植物の表示がされているはずなのでミニバラが含まれているかどうか確認してみて下さい。

白い粉が発生してからの対処方法は、白い粉を拭き取ること薬剤散布をすることです。
拭き取ることで表面に付いている胞子は取れるので一時的にすぐに広がるのを防ぐことは出来ますが、親は葉の中にいるのでまたすぐに白い粉が出てきてしまいます。

完全な対処方法としては、やはり薬剤散布になりますので「ミニバラのうどん粉病」に対して効果のある治療剤、もしくは予防剤と治療剤の両方が備わっている薬剤を選び散布します。
葉裏を中心に4対6、3対7といった具合でベタベタになるまでかけましょう。

うどん粉病はすぐに枯れてしまう事はなく、症状が出て広がっていくと、だんだんと弱っていくというイメージです。
対処しやすい病気になりますので、諦めないで対処しつつ様子を見てあげましょう。

 

これからミニバラを買う人は?

初心者の方でも初めてミニバラを買うにはベストな時期です。失敗しにくく、綺麗なミニバラを長く楽しめます。
ミニバラを買ってみようか悩んでいる方は是非、この秋から始めてみて下さい。

9月中旬頃までに買うミニバラは買った時の蕾や花を1~2週間咲き切るまで楽しんで、剪定。
その後11月初旬頃に2回目の花が咲くのを楽しんで剪定、そのまま寒くなってくるので休眠期に入ります。
冬はお休み期間となりその次に花を楽しめるのは春です。

10月に入って買うミニバラは買った時の蕾や花を楽しんで剪定、暖かい地域だともう一回咲くかもしれませんがそのまま休眠期に入ります。

 

秋に発生しやすい病害虫

うどん粉病

先程も記載しましたが、本当に発生しやすくなる時期となり、出てしまうものと思ってもいいくらいです。

このような白い粉を吹いたような症状が出てくるので広がらないよう十分にチェックしていきましょう。

悪化すると胞子で覆われ、この様に真っ白になってしまいます。

 

植え替えは休眠前までにするのがおすすめ

この秋が終わると、次は12月~2月と冬は休眠期に入ります。休眠期には地上部の動きが止まり、その代わりに根がゆっくりと成長し栄養を蓄えますのでその前に植え替えをしておくと根を十分に伸ばす事ができます。
ですので、半年~1年以上植え替えをしていないミニバラは涼しくなってから~11月頃までを目安に植え替えをしておくのがおすすめです。

最後に

いかがでしたでしょうか?

秋はミニバラが一番長く、一番綺麗に楽しめる最高な季節だと言う事。
秋に気をつけたいのはうどん粉病だと言う事。伝わりましたでしょうか?

ミニバラを初めて買ってみたい方も、新しいミニバラを迎えたい方も、是非この秋に手に取ってみて下さい。
お気に入りの素敵なミニバラに出会えますように。

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