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ミニバラ専門店 セントラルローズ

ミニバラの剪定【基礎知識】次のお花を咲かせるコツ。

ミニバラは切り戻すと次のお花を咲かせる植物です。そのために必要不可欠なのが花後の剪定。基本的なお手入れ方法となり難しい作業ではありませんので気軽に日々の管理に取り入れていただけます。

剪定は年間を通して花の咲き終わりに行いますが、季節によって剪定方法が異なるので予備知識を持っておくとよりお花を咲かせやすくなります。

春秋は「通常剪定」、夏は「夏剪定」、冬は「通常剪定」又は「強剪定」それぞれの時期や方法を後ほど詳しく解説していきます。

どうして剪定すると良いの?

次の花や新芽を育てるため
咲き終わった花をそのままにしておくと、養分を取られて花付きが悪くなったり、次の新芽が育たず花を咲かせる事が出来ません。
剪定を行う事で切った横から芽が出てきて成長し、また花を咲かせてくれます。花が咲き終わった後でなくても、咲き終わらないうちに切って小さめの花瓶に飾っておくのも良いです。

形を美しく整えるため
剪定をしなければ伸びていくばかりですが、ひょろひょろと伸びたり不格好な形に伸びていってしまいます。
コンパクトに楽しみたい方は尚更ですが、綺麗な形、綺麗な花をキープするためには大切な作業です。

病害虫の発生を防ぐため
咲き終わった花は放っておくと見た目が悪いだけでなく、そこからカビが生えたり病害虫の発生源となる事があります。出来るだけ早く切り取る事が望ましいです。

 

ミニバラの剪定時期と剪定方法

通常剪定

年間を通して花が咲く時期はいつでも必要になります。花が咲き終わったらその都度行います。
咲き終わったらと言いますが正確には、花が茶色く変色してくる前に剪定ができればどのタイミングでも大丈夫です。
楽しみ方はそれぞれですので、咲きかけた頃に切って切り花で楽しんでも、完全に咲き終わるまで鉢で楽しんでからでもOK。

花が付いている枝の5枚葉の上を切り落とします。5枚葉とは5枚の葉が付いている葉の事です。よく見ると上の方の若い葉は3枚の葉が付いています。5枚葉が付いているあたりの枝は太くてしっかりしているので、そこで切り取る事で元気な新芽が付きやすいです。

分かりにくい場合は、鉢上より半分~3分の2くらいの位置でカットすれば自然と5枚葉の上でカットする事ができるのでだいたいの位置で思い切って剪定しましょう。
剪定鋏は、切り口からの菌の侵入を防ぐため清潔で切れ味の良いものを使用しましょう。

夏剪定

夏の間はミニバラが弱りやすく出来るだけ葉も残した状態にしたいので、通常剪定よりも浅めのカットにし花を摘む程度にします。そして夏の終わり、少し涼しくなる9月中旬~下旬頃に切り揃え、秋に咲くお花に備えます。
9月中旬~下旬頃に切り揃えると10月末頃に綺麗な秋薔薇が咲き、花色も良く花持ちも良く長く楽しめます。

強剪定

ミニバラが完全に休眠をした場合のみ行います。11月購入のミニバラはギリギリ休眠期に入るくらいですが、12月~2月購入のミニバラは恐らく休眠期に入らないので強剪定は次の冬からにしましょう。
休眠していても葉が落ちない事が多いですが、最低気温が4℃以下になると休眠に入り始め、平均的に10℃くらいになったら休眠に入ったと思って良いです。

強剪定を行う時期は2月上旬~中旬(桜の花芽が芽吹く頃)です。
必ず必要ではないですが、強剪定をした方が春にぐんと株のボリュームがアップし4月中旬~5月上旬頃にたくさんの花付きで楽しめます。

折り曲げ剪定

あまり使いませんが、病害虫により葉がなくなってしまった時、葉が少なく元気がない時、株にボリュームをつけたい時などに枝を切り落とさず折り曲げる事で剪定の代わりの役割をしてくれます。
折り曲げ剪定のポイントは、折った枝が折った箇所より下に来ることが重要です。
一番頂点にある所から芽を出そうとしますので、折った枝を下に向けて固定し上がってこないようにしましょう。

剪定したら次はいつ咲く?

剪定をした後は緩効性肥料を与えましょう。
通常剪定後は、だいだい春秋は1ヶ月半、夏は1ヶ月、冬は温度が足りず咲きません、暖かい地域であれば1ヶ月半~2ヶ月後くらいに次のお花を楽しめます。

ミニバラは日の長さ、季節に関係なく花を咲かせる中性植物とも言われ、花を切ってから咲くまでの時間は、温度の積算で決まります。
ですので単純に暑いと早くその温度まで達するので早く咲き、寒いと遅くなるということです。

春秋の剪定後のミニバラの動きは、【0日】剪定する【4~5日後】芽が動き出します【1週間後】1cmくらい芽が出る、目で見て分かるようになります【4週間後】蕾ができ始める【6週間後】蕾が割れて花が咲き始めます

コンパクトさをキープするには?

強剪定の時期にバッサリとカットし毎年リセットができると花付きも良くなり草姿も綺麗にコンパクトに保てます。
ミニバラが生産される温室ではわい化剤(背が伸びるのを抑える薬剤)がかけられていますが一般のご家庭ではそれがなくなるため、伸ばそうと思えば品種によっては1m~1.5mも伸びることもあります。
その大きさになるには何年か必要なので剪定を繰り返していれば自然とコンパクトさはキープできます。

最後に

いかがでしたでしょうか?

ミニバラの剪定の目的や剪定方法について少しでも参考になりましたら嬉しいです。
あまり難しく考えず、まずは切ってみて自分で一度お花を咲かせてみる。その成功体験が大切です。

その経験からもっとたくさん、綺麗に花を咲かせたい!そう思えたら肥料の与え方を工夫したり薬剤散布したり土を見直してみたり、色々とプラスしていけるとより良いミニバラを育てる事が出来ます。是非チャレンジしてみて下さい。

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