ハダニ1.「どんな症状?」
ハダニは葉の裏に寄生し汁液を吸います。被害にあった葉っぱは白い細かな斑点が出て、数が増えるとカスリ状のような食害痕がみられます。
ひどい場合にはクモの巣のような巣をつくり、やがて葉は枯れ悪化すると株自体も枯死してしまいます。
ハダニ2.「発生する原因は?」
ハダニは雑草を含め草花に潜んでいます。糸を出し風に乗って移動します。
高温乾燥を好み、夏から秋【5月~10月】にかけて繁殖が旺盛になります。
ハダニは非常に繁殖力が強く卵から成虫になり交尾をはじめるまで約10日~2週間といわれており、毎日5個から10個の卵を生みます。
ねずみ算ならぬハダニ算式に増え続け、気がつけば何万匹と大量になり大切なバラを傷めてしまいます。
また、水を苦手とするのですが屋根のある場所で育てているミニバラは雨が当たらず更にハダニが発生しやすいので注意が必要です。
ハダニ3.「対処方法は?」
ハダニは水に弱いという弱点があるため定期的に強めの流水で葉っぱの裏から洗い流しましょう。
発生初期の段階では洗い流しと発生箇所を取り除く事で対処できる場合もあります。
しかし、卵が残っている可能性も高いのでそれに加えて適切な薬剤散布を行うのが効果的です。重要なのが、薬剤は卵には効果がないということ。
1週間で卵が孵化するので、一度散布しただけでは卵まで死なずにまたすぐ孵化して被害が広がります。
それを防ぐために成分の違う薬剤を複数ローテーションしながら、1週間に1回散布する事をおすすめします。