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ミニバラ専門店 セントラルローズ

ミニバラに白い粉が付いていたらうどん粉病かも?!

うどん粉病1.「どんな症状?」


ミニバラに発生する代表的な病気の一つで、花首や若葉に発生し真っ白な粉をふいたようになります。
葉は巻いてしまい波打ったようなり、花首も曲がってしまいます。


症状がひどくなると、葉の表面が白い粉で覆われてしまい上手く光合成が出来ずだんだんと株が弱り花が咲かなくなったり、最終的に枯死してしまう場合もあります。

うどん粉病2.「発生する原因は?」

うどん粉病の原因となるのは土や空気中や水中など、様々なところに存在する糸状菌と言うカビ菌で、風でカビの胞子が運ばれてきて付着し増殖します。

菌が入り込んだ時点ではまだ症状は出ず、気温の差(暑い、涼しい、暑い)湿度の差(乾く、湿る、乾く)により菌が繁殖し、胞子を出すようになるとそれが白い粉として現れます。

発生時期は【4~11月】特に5月~7月、9月~10月は注意が必要です。昼と夜の気温の差、湿度の差が大きくなる時に発生しやすくなります。

うどん粉病には何千と種類があり、ミニバラだけでなく多くの植物に発生しますがたまたま菌の種類が同じだと近くにある他の植物からうつったり、逆にうつしてしまったりします。見つけたらすぐに対処しましょう。

うどん粉病3.「予防方法は?」

予防方法としては、薬剤散布しかありません。気温の変化はどうしようも出来ないので、ミニバラのうどん粉病に効果のある「予防剤」を散布し予防します。

注意したいのは、うどん粉病はミニバラ以外の植物にも発生するのでうどん粉病に対してたくさんの薬剤が販売されている事です。
うどん粉病には何千と種類があり、それぞれに効く成分となっているので「ミニバラのうどん粉病」に対して効果のある薬剤を選びましょう。

商品の裏面に、効果のある植物の表示がされているはずなのでミニバラが含まれているかどうか確認してみて下さい。

うどん粉病4.「白い粉が出てからの対処方法は?」

発生箇所を切り取る、拭き取る
葉や花、付いている箇所は取り除くか拭き取るようにしましょう。
症状が拡がっている場合は葉をたくさん取り除いてしまうと、十分な光合成が行えなくなってしまうので出来るだけ葉は残すようにし拭き取ります。

表面的に付いている胞子は取れるので一時的にすぐに広がるのを防ぐことは出来ますが、親は葉の中に残っているのでまたすぐに白い粉が出てきてしまいます。
ですので、これは一時的な対処となります。

水で洗い流す
晴れた日の午前中に株を水で洗い流しながら、葉の表面などに付いた胞子を洗いします。指先で軽くこすりながら洗い流すとより効果的です。
洗ったら直射日光の当たらない風通しの良い場所で株を良く乾かしてから、薬剤散布をするとベストです。

薬剤散布をする
一番効果が高く、確実な対処方法です。
「ミニバラのうどん粉病」に対して効果のある治療剤、もしくは予防剤と治療剤の両方が備わっている薬剤を選び散布します。
葉裏を中心に4対6、3対7といった具合でベタベタになるまでかけましょう。

しかし効果抜群と思われる薬剤も、菌は生き物なので同じ薬剤を使い続けると抵抗性ができ効果が薄れてきてしまいます。

それを防ぐために理想としては成分の異なる薬剤を複数ローテーションして散布する事がおすすめです。

ホームセンターやネットで購入できる、簡単なスプレータイプのおすすめ薬剤はこちらです。

・ベニカXネクストスプレー(住友化学園芸)

・花いとし(アース製薬)

・モストップジンRスプレー(住友化学園芸)

・ベニカXファインスプレー(住友化学園芸)


うどんこ出たらこれ!
・フローラガードAL(ハイポネックス)

最後に

いかがでしたでしょうか?
うどん粉病とはどんな病気か、どんな対処をしたら良いのか、少しでも参考になりましたら嬉しいです。

うどん粉病はすぐに枯れてしまう事はなく、広がるとだんだんと弱っていくイメージです。
病気の中でも比較的対処しやすので、諦めないで対処しつつ様子を見てあげましょう。