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ミニバラ専門店 セントラルローズ

ミニバラの基本的な育て方。

ミニバラの育て方「置き場所」

ミニバラは日光が大好きです。置き場所を選ぶポイントは3つ。

・できるだけ日当たりの良いところ(玄関先や軒下など)
・あまり雨の当たらないところ(病気の原因となる事があるため)
・真夏の場合は直射日光が当たらないところ(日差しが強すぎるため)

室内に飾るのは十分な日光を得られず、時間が経つと花や葉が落ちてしまう事があるので控えましょう。室内でお花を楽しみたい場合は、様子を見ながら購入から3~4日程にしておくのがおすすめです。

もしくは咲いているお花、咲いたお花だけをカットして花瓶に挿し、切り花として室内でミニバラを楽しむ事もできます。
この方法なら株にダメージを与えず次のお花を咲かせる事ができます。

 

ミニバラの育て方「水やり」

土の中が全体的に乾いたら、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと与えましょう。
水を葉っぱや花にかけると傷んだり、傷口から病気が入ったりします。できるだけ葉っぱなどにかからないよう、根本に水をあげるようにします。

ミニバラが枯れてしまう原因で多いのが、可愛がり過ぎて何度も水やりをし根腐れを起こしてしまうパターンです。
土の状態を見ずに毎日のように水をやると、根が呼吸できずに腐ってしまうので注意しましょう。根の成長には、土の中が乾いている時間もとても大切なのです。

 

ミニバラの育て方「剪定」

剪定には花が咲き終わったらその都度行う「通常剪定」と、冬を越すために行う「強剪定」があります。
冬に休眠をしている時以外は通常剪定を行いますのでここでは通常剪定のご説明をします。

「通常剪定」とは、簡単に言うと咲き終わった花を切り取る事です。通常剪定を行う理由は3つあります。

・次の花や新芽を育てるため
咲き終わった花をそのままにしておくと、次の新芽が育たず花を咲かせる事が出来ません。
剪定を行う事で切った横から芽が出てきて成長し、また花を咲かせてくれます。
花が咲き終わった後でなくても、咲き終わらないうちに切って小さめの花瓶に飾っておくのも良いです。

・形を美しく整えるため
剪定をしなければ伸びていくばかりですが、ひょろひょろと伸びたり不格好な形に伸びていってしまいます。
コンパクトに楽しみたい方は尚更ですが、綺麗な形、綺麗な花をキープするためには大切な作業です。

・病害虫の発生を防ぐため
咲き終わった花は放っておくと見た目が悪いだけでなく、そこからカビが生えたり病害虫の発生源となる事があります。
出来るだけ早く切り取る事が望ましいです。

剪定方法は花が付いている枝の5枚葉の上を切り落とします。5枚葉とは5枚の葉が付いている葉の事です。よく見ると上の方の若い葉は3枚の葉が付いています。
5枚葉が付いているあたりの枝は太くてしっかりしているので、そこで切り取る事で元気な新芽が付きやすいです。
剪定鋏は、切り口からの菌の侵入を防ぐため清潔で切れ味の良いものを使用しましょう。

 

ミニバラの育て方「肥料」

ミニバラには窒素、リン酸、カリの三大要素はもちろん様々な微量要素も必要です。
窒素は葉や茎を、リン酸は花を、カリは根の成長に関係しています。

肥料には与えるタイミングごとに名前が付いていて、それぞれ肥料の形状や施肥量が異なります。
肥料の説明書をよく読み、適量を与えましょう。

元肥
植え替えなどをするときに土に混ぜる肥料です。緩効性肥料を与えましょう。初めから速効性の肥料を与えると、傷めてしまいます。

追肥
元肥の効力が切れるころに与える肥料です。追肥も緩効性肥料が良いですね。

液肥
できれば1週間から10日に1回のペースでハイポネックスのような液肥を与えてください。葉の色艶や、花つきが変わってきます。

ミニバラの育て方「病害虫チェック」

必ず必要なわけではありませんが、病害虫の対策は早期発見・早期治療が大切ですので購入してから一度、病害虫が付いていないかミニバラ全体をチェックしてみて下さい。

ミニバラに限らずどの植物をお迎えする時にも言える事ですが、最初にチェックしておくことで元々ご自宅にある植物に病害虫がうつってしまうのを防ぐこともできます。
見つけた場合にはすぐに対処しましょう。もしくは購入したばかりのその日であれば、購入した店舗でも対応してもらいやすいです。

その後の管理方法についてはこちらのページ【初心者でもできる、ミニバラの育て方】も併せてご覧下さい。

 

ミニバラの育て方「できれば薬剤散布」

ミニバラには、うどん粉病・黒星病・ハダニ・スリップス・アブラムシと5つの病害虫が挙げられます。
これらの病害虫からミニバラを守るためには、「治療」ではなく「予防」がポイントとなるのです。

薬剤散布と聞くとハードルが上がってしまうかもしれませんが、今は初心者でも簡単に使えるシュシュっとかけるだけの霧吹きタイプになっているものが多く販売されています。

「治療」となると手がかかってしまいますが「予防」を習慣にしてしまえば、グンっと病害虫の発生率は下げる事ができます。

長い目で見てミニバラを育てていきたいという方は是非実践してみて下さい。
薬剤散布についてはこちらのページで詳しく書いています。【予防薬剤散布が成功の秘訣。】

 

ミニバラの育て方「鉢増し」

根の生育状況を見ながら1年ごとに【鉢増し】する事をおすすめします。
植え替えの時に小さめの鉢を選んだ場合は、特に根詰まりに注意しましょう。
鉢のサイズをあまり大きくしたくない場合は大きさはそのままで、休眠期に【用土替え】をします。

【鉢増し】は今植わっている鉢からひと回り大きな鉢に植え替える事、
【用土替え】は一度鉢からミニバラを抜き、土を少しほぐして鉢の中の土を入れ替える事です。

【鉢増し】や【用土替え】の目的は3つです。
・根の成長を促す
・土の中に潜む害虫の駆除
・根に病気がないかの確認

一番の目的は新しい健康な土に入れ替え根の成長を促す、根詰まりを解消し根の成長を促す事ですが、土の中でも病害虫は発生するため土の中を見れる時によくチェックしておきます。

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