ミニバラを育てる上で「夏に花を咲かせない方が良い」と聞いたり、どこかで見たことはありませんか?
結論から申し上げますと、それは正しいアドバイスになります。今回は、その咲かせない方が良い理由をお伝えできればと思います。
「夏に花を咲かせない」方が良い理由
ミニバラの適温は15℃~25℃、寒さには比較的強く休眠をして冬越しもできるのですが、25℃以上となる夏の暑さには弱い植物です。
そのため、夏になると花や葉が小さくなる、茎が細くなりひょろひょろと伸びる、花の色が褪せたり薄くなる、など春や秋のミニバラと比べると分かりやすく元気がなくなります。
花を咲かせるにはたくさんのエネルギーが必要となるので、暑さで元気のないミニバラが花を咲かせようと養分を使ってしまうと、ますます株が弱ってしまう可能性が高いのです。
ですので、花を咲かせるエネルギーを少しでも根や葉など土台となる生育に回せるよう、サポートしてあげるのが花を咲かせない、蕾の剪定という事です。
もったいなく感じてしまうかもしれませんが、夏の間に少しでも体力を温存しておくことで秋のミニバラがぐんっと株のボリュームが良くなり、より綺麗なお花を楽しむことができます。
秋はミニバラのシーズン、春よりも気温が低いので一年で最も花色と花持ちが良く咲いてくれます。気候も良いのでガーデニングも楽しみやすいですね。
秋バラを楽しみに、一緒に夏を乗り越えましょう。
「剪定方法」以外の暑さ対策
・慌てて肥料や水をやらない
・水やりの時間帯
・薬剤は薄め、もしくは使用しない
・暑い日には打ち水、葉水を
・長時間の直射日光を避ける
・鉢を二重にする
下記の記事で詳しく紹介していますが、「剪定方法」以外ではこのような6つの対策もありますので、是非お試ししてみてくださいね。