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ミニバラ専門店 セントラルローズ

休眠に入る条件は?ミニバラの休眠中の管理方法。

休眠とはどんな状態?

休眠期は春に向けてミニバラが栄養を溜め込む時期で、地上部の動きはほぼ止まりますがその分根がゆっくりと成長します。

株の状態としては、寒い地域ではだんだんと落葉し葉がなくなっていきますが、落葉することなく休眠する場合も多くあります。
自然と落葉する葉は取り除くことをおすすめしますが、落葉しない葉についてはそのままで大丈夫です。
葉がついているということは、ミニバラが光合成の為に葉を必要としていることになりますので、後ほど説明する強剪定は葉がついた状態のまま行って下さい。

休眠に入る条件は?

気温が18度を下回ると生育スピードが遅くなり、13度を下回ると著しく遅くなり休眠準備に入っていきます。
最低気温4℃以下で休眠に入り始め、最高気温7℃以下が1週間も続くと完全休眠となります。
最高気温7℃以下が1週間というと寒冷地以外はなかなかないかもしれませんが、平均的に10℃くらいになったら休眠期に入ったと思って良いです。

休眠前に購入するミニバラは、11月中であればギリギリ休眠に入るか入らないかの状態、12月~2月に購入するミニバラは休眠に入らないまま春を迎えます。
12月~2月に購入のミニバラは環境にも慣れておらずすでに手元にあるミニバラと比べると寒さへの耐性もないので冷え込みには注意が必要です。
→別の記事の『これからミニバラを買う人は?』を参考にしてみて下さい。
12月~2月冬のミニバラの管理方法。

休眠中の管理方法

置き場所

休眠中も日光は大切なので雨の当たらない日当たりの良い場所に置きます。急に冷え込む場合は夜間は玄関先に入れておいたり、段ボール箱を被せたりして対策しておくと安心です。
温度で言うと-7℃~-8℃くらいまでは耐える事ができますが、-10℃となると凍傷により根が死んでしまい復活は難しいです。雪の中はあたたかいので中に埋まるのは問題ないです。

水やり

いつものお水やりは乾いたらたっぷりと与えますがこの時期にはたっぷりやらず湿らす程度で十分です。
葉からの蒸散がほとんどないため、根からは水分を吸わず乾燥と自然蒸発だけで土が乾くイメージです。ですので、水やりはぐんと回数を減らして2~3週間に1回くらい土が湿る程度で与えましょう。与えすぎると根腐れを起こし枯れてしまいます。
水やりの時間帯は、冷え込む早朝や夕方以降は避け午前中のできるだけ暖かい日にやるようにします。

剪定

地上部の動きが止まるため強剪定の時期まで剪定作業は必要なくなりますが、咲きかけの花や蕾はカットして室内で切り花として楽しむのもおすすめです。屋外では咲かない花も暖かい室内であれば咲いてくれる可能性があります。

肥料

ミニバラの葉が落ちるくらいの寒い地域では肥料はない方が良いですが、葉が落ちない地域では少ないですが光合成はしているのであっても良いです。しかし肥料をあげてもなかなか溶けず吸わないためこの時期には肥料は必要ないと思っていただいて大丈夫です

薬剤散布

病害虫の発生はほとんどなく、この時期には薬剤散布も必要ありません。ミニバラの地上部が動き出し、だんだんと暖かくなってくる強剪定後(2月下旬~3月上旬)くらいから再開しましょう。

 

休眠したら強剪定をしよう

11月までに購入したミニバラは暖かい地域でなければ休眠期に入ります。
休眠をしたミニバラは、株のボリュームがぐんとアップするチャンスですので休眠明けに一度バッサリと切る強剪定を行うのがおすすめです。
12月~2月に購入するミニバラは休眠期に入らないまま春を迎えるため強剪定は次の冬から行うようにします。

強剪定は2月上旬~中旬(桜の花芽が芽吹く頃)に行い、その後は4月下旬~5月上旬に次の花を咲かせます。
休眠中にたくさん蓄えた栄養でぐんと株のボリュームがアップし、花付きも良くなります。

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