咲いてきた花の色が薄い、濃い
花の色は、蕾が出来てから~花が咲き始める前までに色素がどのくらい作られたかによって濃さが決まります。紫外線量が多いと濃くなり、少ないと薄くなりやすい。気温が低いと濃くなり、気温が高いと薄くなりやすいです。
薄すぎる場合には日照不足の可能性がありますので注意しましょう。
花の色の調整をしようと思うと難しいですが、できることは蕾が出来たくらいの頃から薄くしたい時は日陰に置く、濃くしたい時はたくさん日に当てることです。
花色が元々変化しやすい品種もあるので、その場合には花色の変化をお楽しみください。
▼ミニバラ「ベルガモ・フォーエバー」
咲いていた色と全然違う色で咲いてきた
品種返りといって、掛け合わせて作られたミニバラは稀に親の色に突然戻ることがあります。違う色で咲いてきたミニバラはその枝をカットしたからといって必ず元の色に戻るとも言えず次に咲く色は分かりません。生理的な現象で対策する事はできないので、それも一つの楽しみとして捉えましょう。
まだらに色が入っている
蕾ががく割れくらいの時に、少し開いた隙間から強い日を浴びるとその部分だけが色が濃くなる事があります。気になるようであれば蕾が出来たくらいの頃から強い日が当たりにくい場所に置くと少しは防げるかと思います。
だんだん色が薄くなってきた
見頃を終え、花の開花がさらに進んでいくと花色によって色が薄くなっていくことがあります。「色が褪せていく」という表現をした方が分かりやすいかもしれません。
特に、黄色やピンク色などは色褪せが分かりやすく、色が薄くなったと感じる方も多いかと思われます。
自然と薄くなってしまうものなので、対処法はありません。
咲き終わりまでの過程もお楽しみいただくか、お花が見頃な時にカットし切り花として飾って楽しむのもまた一つです。